建設事業防災・減災
DISASTER PREVENTION
地震の多い我が国では、建物の地震対策が重要となっています。更に近年では地球温暖化により、集中豪雨による水害や暴風による災害などが激甚化・頻発化しています。関東建設工業は、お客様に安全安心な建物を提供するために、常に新たな手法を取り入れ、技術力の向上に努めています。
免震構造についてSEISMIC ISOLATION STRUCTURE
免震構造は、建物と基礎の間に積層ゴム等の免震装置を設け、地震による揺れが直接建物に伝わらないようにした構造です。
地震によって地盤が激しく揺れても、建物は地盤の揺れに追随せずゆっくり動くため、大地震時に構造体が損壊することを防ぎ、建物が傾くといった地震の被害を回避することができます。
当社の施工例では、災害時の防災拠点となる庁舎などの公共建築物や病院、災害時のBCP対応が必要な物流倉庫などがあります。
国立病院機構 高崎総合医療センター別館
当社が建設した5階建の新棟は、ハイブリット手術室1室を含む5室の手術室と脳神経センター、患者サポートセンターを備えた免震構造の建物です。建物と地面の間にアイソレータやダンパーといった免震装置を設置することで、地盤と切り離し、建物に地震の揺れを伝えにくくしています。手術中に地震が発生しても殆ど揺れを感じさせず、建物内部の損傷も防ぐことができます。
桐生市庁舎
桐生市庁舎は、大規模災害発生時にも防災拠点としての機能を維持するため、最も揺れを抑えることのできる免震構造を採用。吹き抜けを囲む執務スペースの基礎には、スチールダンパー6ヶ所、球面式すべり支承を28ヶ所設置しています。